最強の温泉習慣 ~医者が教える~ レビュー

(序章)

 

「温泉に帰りましょう。

温泉に浸かるだけで身体は遺伝子レベルから元気になり、
精神的なストレスも取り除くことができる」

● 温泉につかると「よみがえる〜!」と、自然と
唸ってしまうような感覚になるが、実は遺伝子レベル
で ”よみがえっている”

 

(WHY なぜ)

 

● 温泉の代表的な3つの効果は、
「体温上昇」「ミネラル吸収」「ストレス解消」の3つ。

温泉に浸かるとこれらの効能が相まって、心身に
溜め込んだ健康を害するさまざまな”毒”を効果的に
抜くことができる。

心身を健康に保ち、健康寿命を延ばすことも可能。

● 温泉の効能は、

① 物理的作用

温泉の温度や水圧などによる

② 科学的作用

食塩や二酸化炭素などに含まれる成分による

③ 生理学的作用

自律神経やホルモンバランスなどの生体機能を整える
ことによるリフレッシュ効果や癒やし効果。

● 温泉には、硫化水素や二酸化炭素など、
泉質によってさまざまな成分が含まれているて、

成分が皮膚に付着することによって膜のような状態
になるので体内温度を高く保ってくれる。

「被膜効果」といって温泉でてもしばらくポカポカ。

● 炭酸ガスや硫化水素ガスなどが含まれる温泉なら
皮膚を通して吸収されたガスが血管を拡張するので
やはり身体を温める。

● 温泉には、健康的な効能が非常に多く、まさに
入浴すればするほど健康になれるので日常的に温泉を
利用したい。

● 「静水圧」という水の圧力が身体中の血管に加え
られることにより、血のめぐりがよくなる。

人間の体は70%が水でできているので
座位で湯に浸かると、水圧で体内の水分が移動して
結果として血流がよくなる。

お湯が全身をマッサージしてくれているのと同じ。

血流がよくなると心臓に集まっていた血液が手足の
末端までグングン流れていくので、結果血圧が
下げられていく。

● イライラしたり緊張したりすると”緊張モード”の
神経である交感神経が優位になって心臓がドキドキ
して血圧が上がってしまう。

温泉に入ってリラックスすると、交感神経は静まり
逆に”休息モード”の神経である副交感神経が優位に
なるので血圧が下がっていく。

● 温泉ならではの発汗のデトックス効果。

通常の汗から出る老廃物(有害ミネラル)は排出
させることが難しいが、温泉の温め作用は、

皮脂腺に直接作用して有害ミネラルを排出をしてくれる。

有害ミネラルを肺や経皮、経腸などから吸収すると
うつ傾向や抑うつ状態、疲労感や倦怠感の増加につながる
ことが分っている。

文明社会で有害ミネラルをいかに効率的に排出する
かという観点は今後ますます注目される。

● 温泉に浸かると健康ミネラルの吸入と有害ミネラルの
排出を同時に行うことができる。

体内成分を一定に保つ「化学平衡」という作用によるもの。

必要な健康ミネラルは取り込んで、必要ない有害ミネラル
は排出してバランスを保つことができる。

● 温泉の熱で筋肉が刺激されると出てくる「マイカイオン」。

筋肉を刺激することで分泌されるホルモン。筋肉の成長
や脂肪の燃焼などさまざまな効果があるとされる。

● 温泉は、細胞の中の老廃物、つまり塵やホコリのような
ものを排出するデトックス効果と、皮膚そのものに作用
する効果をあわせ持っているので、

身体の内側と外側、両側から美容効果が期待できる。

車のエンジンオイル交換のような感じ。

● 温泉は美容液。肌に塗ってもいい。

含まれる成分にもよるが、特に弱アルカリ性の泉質の
温泉に入ると皮膚表面がつるつるになり保温効果も抜群。

● 細胞に圧力や酸などにより刺激を与えると
「リプログラミング」と呼ばれる若返り現象が起きる。

”熱” も刺激のひとつなのでやはりリプログラミングが
起こる。細胞に変化をもたらす可能性。

● ヒートショックプロテインというタンパク質生成。

通常の温度環境の時には休眠状態にあるタンパク質が
43℃以下の温度域で加温されると生成されるもの。

ヒートショックプロテインはストレスによって異常
をおこした細胞を修復してくれる。

ヒートショックプロテインによる免疫力は、体温が1℃
上がるごとに5〜6倍に上がり、反対に下がると30%
減になる。

● 美白美肌に作用する。

硫化水素や硫黄を含む温泉。

肌が黒くなる主な原因はアミノ酸の一種である「チロシン」
が酸化して「メラニン」が生成されることによるものだが、

硫化水素や硫黄はこうした化学変化をおさえてくれる。

● 成長ホルモンが少なくなると心臓の機能低下や糖尿病
のリスクの増大、皮膚の乾燥など老化現象を引き起こす
可能性がある。

健康やアンチエイジングのために成長ホルモンを意識的に
取り込む必要がある。

温泉に浸かることによって成長ホルモンが分泌されることが
わかっている。こんなに簡単に効率的に成長ホルモンを分泌
させる方法は他に考えられない。

● 温泉は、成長ホルモンに加えて「プロラクチン」という
重要なホルモンを分泌させることも研究の結果、

明らかとなった。

成長ホルモンとプロラクチンは別々のホルモンだがルーツ
をたどるともともと原始的なひとつのホルモンだったものが
2つに分岐したのではないかと考えられている。

機能は多岐にわたり、さまざまな生物が生きるために欠かせない
役割を持っている。

魚が水の中で泳ぐ時に水温や水圧などの変化の中でバランス
を保てているのもプロラクチンのおかけだし、

哺乳類が授乳するためにもプロラクチンが欠かせない。

赤ちゃんを「可愛い、育てたい」と感じる母性を促し母乳
を出やすくさせることも明らかになっている。

母乳なくして哺乳類は生存できないわけだから、プロラクチン
の分泌を促す温泉はある意味 ”生命の泉” 温泉は私たちの身体
をより自然な状態に戻してくれる。

温泉に入って身体が活性化するのを感じるのは、もしかすると
私達がはるか昔、4億年前のかつて魚だった頃の”お魚遺伝子”、

であるプロラクチンが水圧調整のためによみがえり、

何億年も忘れていた生命力が呼び起こされているのかもしれない。

● 痛みを抑える。

温浴することによって生成される2つの成分。

① プロスタグランジン

ホルモンに似た生理活性物質。プロスタグランジンには
炎症を正常化する効果がある。

② コルチゾール

硫黄成分の強い温泉への入浴で分泌亢進が報告されている
副腎皮質ホルモンだが、やはり鎮痛効果がある。

温泉は私達の体内で痛みや炎症をおさえる”お薬”を
作ってくれている。

● 痛風にアルカリ性の温泉が効く

痛風の症状を改善するには、酸性に傾いた身体をアルカリ性
に近づける必要があるが、長年の食生活によって作られた
体質を変えるのは容易でない。

アルカリ性の温泉でアルカリ性の成分を取り入れることが
でき、尿酸を中和して結晶化を防ぐことが期待できる。

● 温泉の鎮痛作用は副作用のないロキソニン

ロキソニンは、胃や肝臓、腎臓といった内臓系を痛める
副作用があり、ロキソニンの服用を続けた結果、胃に穴
が空いたり、

潰瘍ができたりして吐血することもあるので胃腸薬の
同時服用が必要となる。

副作用に対する認識が薄い医者もいるのでロキソニンだけ
を処方されるということも起こりえる。

ロキソニンは痛みには有効。しかし、副作用が怖い。

そうした問題を温泉が解決してくれる。

日本や欧米の臨床研究により温泉に浸かるとロキソニン
と同等の鎮静効果を副作用なく得られる点が証明されている。

● 「温泉から得られる鎮痛効果はロキソニンさえも凌駕する」

鎮痛効果に加え、温熱による筋肉の弛緩、血流改善、新陳代謝
の促進、ストレス軽減作用は、リウマチ患者の身体のこわばり
も解消してくれる。

● タブレット状のミネラルサプリの吸収率は10%を下回る
と言われている。ミネラルはいわゆる「鉱物」。

食事による摂取でも吸収率はせいぜい20%程度とされている。

そこで、注目なのが温泉によるミネラル吸収率。

アメリカ特許資料によると温泉による経皮吸収では
サプリメントの3〜4倍、経気道吸収では7〜8倍
の差で効率がいいことが示されている。

温泉に浸かることで経皮、経気道の両方でミネラル
補給ができるので非常に効率的。

● 不感の湯、寝湯はリラックス効果高い

湯の温度をあえて36℃前後という人間の体温程度に
設定するので入浴すると「ぬるいな」と感じる。

「代謝を上げすぎない」という点。

鹿児島大学で入浴時の水温が身体に及ぼす影響を研究
した論文で、実験の結果、32℃〜38℃という
範囲の温度設定の時に、

代謝作用が最も少なくなることが判明。

代謝作用が少なくなるということは、血圧改善や免疫力
向上などは期待できないが、カロリー消費や疲労を防いで
くれる。

加えて、不感の湯では尿量や尿中のナトリウムやカリウム
の排出量が増加するとされているので、

デトックス効果が期待できるし、鎮静、催眠作用もあるため
不眠の人はふだんよりぐっすり眠れる。

● 日本では温泉同様の効果を見込めるタラソテラピー(海水浴)
の歴史は浅いが、海水浴の健康効果は昔から知られていた。

昭和初期には、「最近の大和男子は軟弱である」という
世論があり、鍛え直すために海水浴が奨励されていた。

昭和初期の男性が軟弱だったとはとても考えられないが、
国家をあげての取り組みだったそうなので、

社会的な危機意識があったのかもしれない。

当時は、明治時代のさらにタフな人たちが模範とされていた
時代だったのも影響している。

海水浴の効果を考えると、確かに海水から亜鉛やマグネシウム、
セレンなどの健康成分のミネラルを経皮吸収できるし、

泳げるので体力や筋力が身につくから理にかなった
取り組みといえる。

地理的な問題で、温泉がない地域であっても海さえあれば
利用できる。

★ 動脈硬化

動物性脂肪を溶かして血液をサラサラにする。

★ 糖尿病

インシュリンに対する感受性を高めてくれる。
症状の悪化に伴ってインシュリンの効果が薄くなって
いく傾向にある。

★ アトピー性皮膚炎

 

(WHAT なに)

 

● 日本は世界一の温泉大国。源泉の数は約27000。
宿泊施設を伴う温泉は3000を超える。

2位のイタリアの温泉地は200箇所程度なので
世界的に見ても日本が郡を抜いている。

こうした恵まれた環境なのは、日本が世界の7%の
火山を有する火山国であり、同時に海洋資源も豊富
な島国であることに由来。

温泉好きにとって日本は天国のような場所。

● 歴史を振り返ると、日本でも温泉を医療に取り入れ
総合的に心身を治す「湯治」が文化として根付いていた。

湯治の歴史は古く、約1300年前にのちの天武天皇
が流れ矢を背中に受け、その傷を癒やすために京都の
八瀬で村人から献じられた

「かまぶろ」

を利用したという文献もある。

そういった歴史があるにもかかわらず古来より引き
継がれてきた湯治文化は戦後急速に廃れてしまった。

環境面、文化面においても温泉利用が活発になる
素地を備えていながら十分に活用されていない。

● 日本の民話の中には、人間や猿、鳥獣などが温泉で
傷を治すというエピソードが多く見られ、

世界に目をむけても、古代ローマ帝国で温泉が兵士の
治療の場となっていた話もある。

● 武田信玄は富士山の西側に位置する山梨県の
”下部温泉”で傷を治すために訪れ「信玄の隠し湯」
とも呼ばれていた。

兵士の怪我も治させた。

● 伊達政宗も兵士の傷を温泉で治した。
激しい戦乱の世を生きた戦国武将にとっても、温泉は
重要な安息の地だった。

● 温泉は ”平和の地” として歴史的に扱われてきた。

日本だけでなく世界中で温泉は戦時中であっても
中立地帯に位置づけられてきた。

● ヨーロッパにおいては、ハプスブルク家とプロセイン戦争
や神聖ローマ帝国とナポレオン戦争においても
温泉地は「平和の象徴」として、

傷病兵の手当てや治療を行う中立な場所とされ、
のちの赤十字の精神にもつながったとされる。

● 加賀一向一揆では織田信長は
「山中温泉では狼藉をはたらいてはならない」、

としていた。

● 天下取りの総仕上げとして小田原城で北条氏と戦争した
豊臣秀吉も近くにある底倉温泉には非戦のお触れをだした。

● 単純硫黄泉である岩手県の繋温泉は、源八幡太郎義家が
傷ついた兵の湯治に使ったとされ、

そのときに義家が馬をつないだとされる「駒つなぎ石」も
現代まで伝えられている。

,● 歴史スターの真田幸村の隠し湯とされる長野県の別所温泉。
真田幸村が女性と結ばれた地として描かれた。

● 自宅風呂は水道水が使われていて、温泉のようにミネラル
などさまざまな成分が含まれていない。

むしろ、殺菌のために塩素を大量に使用している。

東京の水はカルキ臭が抑えられているので「水道水の
塩素料は少ない」と誤解している人もいるが、

実際東京や大阪の水道水は1リットルあたり0.4
〜0.6mgの塩素が使われていて他県と比較しても高濃度。

カルキ臭がなくなったのは、”別の薬品” を加えているから。

塩素濃度じたいは高く保たれている。

「日本の水道水は世界一きれい」と言われることもあるが、
それは雑菌が少ないという意味であり、化学物質が少ない
というわけではない。

● 温泉でも十分な温泉湧出量がないところでは、やはり
塩素は使用されている。放っておくと雑菌は急速に増えて
しまうから。

 

(HOW どうやって)

 

● 入浴はできれば食前がいい。

食後に入浴すると胃腸に過度な負担がかかってしまうから。

食前であっても入浴後30分ぐらいしてから食事をとるのが
理想的。入浴直後は胃腸に十分な血液がない状態なので、

消化不良になる可能性がある。

食後にするのであれば1時間程度は空けたほうがいい。

● 熱い温泉の場合、1回あたりの湯につかる時間は10分
以内、ぬるま湯であっても20分が限度。

1日数回入る場合でも、4回が限度。

人間は体温が0.5℃上がると心臓がドキドキと動悸
し、ある種の危険信号。動悸がしたら上がっておくのが無難。

● 湯治治療は7日、14日、21日など1週間単位で行われて
いて日本だけでなく海外でも同様。

体調変化のためにはせめて1週間ぐらいは、温泉通いを続ける
のが理想。

1週間は無理なら可能な限り継続して入浴する。

● 効果的に温泉を利用したい場合、温泉の泉質によって
身体の温まり方が異なるので、温泉ごとの泉質も理解しておく。

山に近い場所だと硫黄が多く、山から離れた場所だと海水
に近い成分。

● 月見酒は厳密にはオススメできない。

入浴後30分以上あければ血管なども通常の状態にもどる
ので大きな問題はない。

● 入浴中に眠ってしまう癖のある人は、注意が必要。

温泉では、寝ているのか意識を失っているのか外から見ても
わからないので他に入浴者がいても放置される可能性がある。

風呂の中で意識を失ってしまうことほど恐ろしいことはない。

眠り癖のある人は誰かにつきそってもらう。

● サウナと水風呂の併用

「サウナ5分」と「水風呂1分」を1クールとして
これを3回続けると疲労回復や気分転換にいい。

● 湯冷めを防ぐには、足に冷水をかける。

体温は足などの抹消部から逃げていくので
あらかじめ冷水をかけて毛穴を収縮させておくことで
体温が逃げていくのを防止できる。

● 長過ぎる入浴は温泉事故のもと。

特に危険なのは、温浴による脱水症状に起因して血液
がドロドロになってしまう「血栓症」という状態。

倦怠感や微熱、食欲不振等の「湯あたり」にも気をつける。

「過ぎたるは及ばざるが如し」の言葉通り、
長風呂は健康に悪影響になりかねない。

● 温泉にいけない場合でも、自宅風呂などでお湯に
浸かるだけでも健康効果がある。

首までしっかり浸かることは風邪予防や血圧の安定
につながる。

例え、真夏であってもシャワーではなく、ぬるま湯に
浸かる。発汗作用が全然違うし、安眠効果も期待できる。

● 現代版のネオ湯治サービスが誕生している。

港区西麻布にあるルフロという施設。

ルフロは、ミスト化した温泉成分を用いることで
経皮と経気道吸収にてさらに高い効果を実現している。

ここでミスト化しているのは「温泉シェール層」から
抽出したいわば ”濃縮温泉” 。

温泉シェール層とは、海底奥深くに沈殿する約6億年前
の古代植物が微生物による分解を経たことで作られたもので、

温泉シェール層から抽出した原液には、亜鉛やセレン
など健康上大切なミネラルが豊富に含まれる。

こうした古代植物は海底で石油や石炭になるものが
ほとんどなので温泉シェール層として残っているのは
貴重。

それを細かいミストにして全身から吸収できるので
忙しい現代人にも短い期間で湯治治療に匹敵する健康効果
を得ることができる。

● 迷った時は単純泉。

日本の温泉のじつに7〜8割を占める。

単純泉は海水が薄まったような水質で無味無臭。

含まれる成分もマイルドで入りやすく、統計的に湯あたり
も少ないという特徴がある。

単純泉に含まれる食塩やマグネシウム、亜鉛などの成分は
保温作用があり、不足しがちな微量ミネラルを補って
くれるので疲労回復や健康増進に役立つ。

「天下の名湯」と呼ばれる大分県の「由布院温泉」、
岐阜県の「下呂温泉」、武田信玄の隠し湯と言われた
下部温泉はアルカリ単純泉、毛利家ゆかりの山口県
の「湯田温泉」などが単純泉。

●  身体をポカポカにする塩化物泉。

食塩泉とも呼ばれる。名の通り塩分が多いのが特徴。

単純泉に次いで2番目に多い泉質で、湯あたりの
リスクが少ないことから高齢者や回復期の病人に最適。

皮膚に膜を作って乾燥を防ぐとともに熱を保ち、さらに
濃い塩分が皮膚細胞を刺激して脳の体温調節センサー
に直接作用するので、全身ポカポカになるのが特徴。

「熱の湯」と呼ばれることもある。

保温効果によって他の温泉と比較しても高い血流向上効果
があるので、冷え性やしびれなど抹消循環障害にも効果的。

鎮痛効果、自律神経や内分泌系のバランスを整えるので
リラックス効果も高い。

飲用としても利用されていて便秘の解消や胃酸の分泌促進
というはたらきも期待できる。

「三大胃腸病の湯」にあげられる宮城県の峩々温泉、
群馬県の四万温泉、大分県の湯平温泉は塩化物泉。

● 美人の湯「炭酸水素塩線」

重曹などを豊富に含む炭酸水素塩線は弱アルカリで
皮膚にも優しく美容にも効果的。

国内で「美人の湯」と呼ばれる温泉は炭酸水素塩泉
である場合が多い。

佐賀県の嬉野温泉など。

● 火傷や怪我に効く「硫酸塩泉」

皮膚を通じて硫酸イオンが体内に入って化学変化した
「コンドロイチン硫酸」による血管拡張作用。

硫酸カルシウムには気分を落ち着ける作用もある。

熊本県の黒川温泉、群馬県の伊香保温泉の「黄金の湯」など。

● スカッと爽やかな「二酸化炭素泉」

シュワシュワ炭酸水のような水質の温泉がある。
「炭酸泉」ともいわれる。日本には少ない。

二酸化炭素泉には水中に溶け込んでいる二酸化炭素
による血管拡張効果があり、血圧を下げることができる。

末梢血管が広がるので、低音でも保温効果が高くポカポカ
感じられ冷え性に悩む女性にいい。

二酸化炭素泉の血圧低下効果は長時間継続する。
毎日入浴しなくても血圧を低く保つことができる。

「心臓の湯」と呼ばれるものの多くが二酸化炭素泉。

心臓疾患と高血圧の悩みを持っている人におすすめ。

● 含鉄泉で貧血を改善

鉄分が不足するとめまいや疲れやすいといった症状に
つながるので、そうした人は含鉄泉に浸かり、あるいは
飲泉することで症状の改善を期待できる。

鉄分は酸化すると錆びてしまうので、できるだけ源泉に
近い温泉を選びたい。見た目にも茶色っぽいので見分けやすい。

兵庫県の有馬温泉の「金の湯」など。

● 世界的に珍しい「酸性泉」の強い殺菌効果

強い殺菌効果がある。

酸性泉の強い殺菌効果は、ほかの温泉では効果のない
症状に対しても改善をもたらす可能性がある。

アトピー、水虫、湿疹など。

●美容と殺菌効果が期待できる「含ヨウ素泉」

ヨウ素は消毒液のイソジンや赤チンなどに用いられている
成分で、見た目や臭いもイソジンに似ていて、

やはり殺菌効果を期待できる。

含ヨウ素泉の特徴的な効能は、甲状腺ホルモンのはたらき
を活発にすることがあげられる。

全身の代謝活性を促し、皮膚や髪のターンオーバーを
早めることで美容にもつながる。

● 卵の腐った臭いの「硫黄泉」は細胞を活性化

卵の腐ったような臭いは硫化水素によるものだが、
「硫黄泉」は、この硫化水素を多く含む。

硫黄泉は火山の近くで湧き出すものなので、
火山大国の日本には世界的に見て多くの硫黄泉がある。

白濁した水質が特徴的な群馬県の万座温泉、新潟県の
月岡温泉(見た目は神秘的なエメラルドグリーン)

注目すべき硫黄泉の効能は、
「体の芯までしっかり温まることができる」という点。

血流がよくなるのは他の泉質と一緒だが、

硫黄泉は血中をぐるぐると硫黄が循環する「硫黄シグナル」
という現象により、細胞や遺伝子を刺激して活性化する
ことがわかってきている。

ひとたび、硫黄シグナルが始まると2週間ぐらいは
効果が続くことがわかっている。

硫黄シグナルの研究は進歩を遂げようとしているが
温泉による遺伝子レベルの効果効能が解明されれば、

” 温泉遺伝子時代 ” の幕開けとして硫黄泉に俄然注目
が集まるかもしれない。

ただし、硫化水素には毒性もあるのでやはり気をつける
べき点もある。まず、硫黄泉の空気をまあり多く吸うと

気分が悪くなるなど温泉事故のリスクが高まる。

硫黄泉には他の泉質にはない危険性があるので
硫黄泉につかって気分が悪くなったら、すぐに休む。

● 自然放射線を利用した「放射能泉」

ラジウムやラドンなどの放射性物質を含む泉質で含有成分
により「ラジウム泉」や「ラドン泉」とも呼ばれる。

ラジウム泉やラドン泉がある地域は患者が少なく、
罹患している人でも病気の進行が遅いという研究結果もある。

ラドン療法というのもある。

ラジウムやラドンは床に充満するので寝転ぶのがいい。

空中に拡散してしまう性質があるのでできるだけ源泉
からどんどん湧き出るような温泉がいい。

有馬温泉の「銀の湯」、鳥取県の「三朝温泉」、山梨県
北杜市の増富温泉。秋田県の玊川温泉。

 

(感想)

 

● 硫黄や硫化水素を多く含む温泉は日光浴で
疾患を治すために意識的にビタミンDを生成中の人
にはいいですね。

皮膚が黒くなるほどに生成が低下するんですが
肌を黒くするメラニンの生成を抑えてくれるんですって!

硫黄シグナルというのも興味深いですね。

細胞や遺伝子の活性化が起きて2週間も効果が
持続するとは! これはぜひ覚えておきたいと思います。

今住んでいる美杉町は大洞山という火山が近くに
あって火山系の成分を含んだ温泉がたくさんあります!

寒い季節には定期的に入浴してエネルギーを補充
して元気を保ちたいと思います。

温泉に含まれる微量ミネラル成分が体の中の炎症
を中和してくれるのでアーシング効果もあるんでしょうね。

熱い温泉の場合、1回あたりの湯につかる時間は10分
以内、ぬるま湯であっても20分が限度ということですが、

温冷浴を組み合わせればのぼせないで、しっかり温浴で
温泉成分を吸収できそうですね。

海やきれいな川でも経皮からイオン化されたミネラル
を吸収できますが、

温泉は経気吸入で肺からの吸収効果が高そうですね。

10分ぐらいつかって退出だともったいないので
日光浴によるビタミンD生成かねて、

秋冬の真っ昼間にしっかり温浴して暖まってから
外で日光浴(露天風呂)しながら経気吸入すれば
最高のヒーリング効果がありますね!

今まで温度が低めな温泉はあまり好きではなかった
んですが、

イオン化ミネラルの経皮吸収をするという意味では
温度が低めの不感の湯のほうが素晴らしいでは
ないですか!!!

不感の湯の価値観が変わりました。

私たちは、食品の栄養素とかばかりに目がいきがち
ですが、たんぱくもビタミンも酵素も微粒ミネラル
がないと、

十分に働かないということを考えると何よりも優先
して微量ミネラルの吸収を第一に考えることが大事で、

そのために、海やきれいな河川、湧き水、温泉とか
の無限の天然資源をしっかり活用したいところです。

ありがとうございます。

 

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